どのような地域にもそれぞれ歴史や人脈があり、それぞれの学校に特色や伝統があります。
しかし地方から出てきた第一世代は、大都市に長く住む人々が持つ微妙な感覚がわかりません。ましてや都市部では学校や職業の選択肢が数え切れないほど存在し、全部について知ることは不可能です。それらの要因をすべて考え始めたら、何が正解なのかわからなくなってしまいます。
したがってどうしても
地方出身第一世代は子供の受験を考えるときに、大学合格実績を重視する
ことが多くなります。私もまさにそのパターンです。
この本は子供の進学先を考える上で、よほど「我が家の教育方針」と「その学校の校風や教育方針」が大きく違わない限り「なるべく学力の高い友達が集まるところに行った方が楽しいに違いない」という前提で書かれています。気に入った校風や教育方針を持つ学校がいくつかある中で、最難関に入る確率を高めるために親は何をすれば良いかということです。
そのような考えは「学歴至上主義」であり「偏差値脳」であると批判されるかもしれません。特に大都市で育った人々から見れば、理解が浅く思える部分が目立つかもしれません。そんなときは「これが田舎モンの限界か」と笑ってお許しください。もしそれぞれの学校について校風・伝統・人脈などを知りたいのであれば、おそらくその地域出身の方が書いたもののほうが参考になるでしょう。
(略)
本書を書くときに参考となった資料などは、以下のウェブサイトに整理してあります。興味のある方は訪問してください。
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