(略)
さて難関校になるほど男子の比率が上がる理由は、「受験科目そのものが男に有利」という以外にもうひとつあると私は考えています。それは
男子の方が学力のばらつき(標準偏差)が大きい
ということです。
学力偏差値で言うと、全体の標準偏差は10になるはずです。しかし実は男子の標準偏差はそれよりも大きくたとえば12ぐらい、女子はそれよりも小さくて8ぐらいではないかと思うのです。その分布をイメージで示すと図表 20のようになります。
図表 20: 男子の学力差は激しい(=分布が広い)
おそらく男子の方が学力のばらつきが大きく、この図で示すようにピンからキリまでの差が開いています。だから上位校に行けば行くほど男子の比率が増えるわけです。
しかし女子は平均近くに多く固まっているため、そこから平均に近づくにしたがって女子比率が高くなります。おそらく上位6-7割(偏差値47-44ぐらいよりも上)を取れば、女子の比率がかなり高くなるでしょう。これは大学進学率が3割程度だった時代には男子学生が多かったのに、5割に近づいたあたりから女子学生のほうが多くなったという歴史的事実と整合的です。
あるサイトでは簡易モデルを使ってこれを計算しており、「男女同数になるのは上位27.4%」「上位50%ではすでに56対44で女子の方が多い」と結論づけていました。また「知能は測れるのか - IQ討論 (アイゼンク・ケイミン1985年) という本には、これとほぼ同じ男女の知能分布が描いてあったそうです。もちろん何のデータを使うかによって多少のズレはあると思いますが、おおむね我々の経験則や図表 20と近いのではないでしょうか。
(略)
この図のソースはどこにあるか教えてください。
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