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2021年4月1日木曜日

地方出身親のための中学・大学受験 第2章 第6節 「率」で見ると全く違った風景になる

 ではそのような観点から、学校別の東京国公医率のランキングを見てみましょう(図表 3)。これはたまたま2019年のデータであって毎年変動するわけですが、考え方の一例として解説します。東大と京大の医学部は重複しているので除いています。また掲示板に貼ってあったデータを加工したものなので、間違いがあった場合はご容赦ください。

図表 3:  2019年の東大・京大・国公医率 

 



まずトップは東京の筑波大附属駒場高校、略して筑駒(つくこま)です。浪人も含めた数字では、なんと84%が東大・京大・国公立医学部レベルに入るというバケモノ学校です。それ以外の進学先を見ると東工大と一橋大がそれぞれ3名、阪大・神戸大・首都大学東京・東京農工大がそれぞれ1名と十分すぎる高学歴です。

筑駒の実績を調べてみると私立大にもそれなりに受かっていますが、学力の割に合格者が少ない気がします。やはり滑り止めや場慣れのために私大を受けようとも思わない人が大勢いるのではないかと推測します。基本的には早慶が多く、防衛医大・自治医大なども含めた医学部に合格していますから、やはりとんでもない学力を持った学校と言えるでしょう。たとえ私大に合格しても、進学を考えるのは浪人した後であることが多いようです。

(略)

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