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2021年3月30日火曜日

参考資料等(中学受験)第9章 そもそも受験科目は男子有利

 第9章 そもそも受験科目は男子有利


 第1節 「浅野ギャップ」に見る数学力の重要性

そのままの名称だと炎上しそうなので私が勝手に「浅野ギャップ」と名前を変えてしまいましたが、元ネタは下のブログです。ここは常連さんたちとの考察や掛け合いが非常に奥深いので、いつも見入ってしまいます。その「生態系」を保護したいので本音としてはあまり教えたくない…。教えたくないのですが、その出典と創造性に敬意を表して渋々ながらご紹介します。

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中学受験のギャップ
浅野市川断層問題~大学実績に算数はそんなに重要なの?
2018/12/30 19:10

このブログを始めて気がついたことがいくつかあるが、その一つは、いろいろな人間の話を聞くと、様々な事象が立体的に展開していくなあ、ということ。
何を言ってるかといえば、「浅野市川断層」問題である。

※「浅野市川断層」とは、浅野と市川という進学者偏差値が近似な学校にもかかわらず、その両者の旧帝一工国公医の合格実績に大きな隔たりがある、という断層現象のことである。
詳しくは下記を参照されたし。

これに関してはハルビンカフェさんが、浅野の算数の問題を見て

>難問ですね。パズル的要素が結構強く、地頭が必要な感じ
>今 浅野のHPで見たら算数の合格者平均 76.9%だって・・・  ひええええ

この叫びを聞いて、この「浅野市川断層」の原因として算数が大きく関係しているのではないか、と俺は思った。
無論、男子校と共学校ということもあろうが、同じ4科平均偏差値でも浅野は算数魔人が集まり、市川はオールラウンドプレーヤーが集まっているのではないか。

「浅野市川断層」問題の当事者であるハルビンカフェさんの「算数説はありそうですね」の言葉に勇気をもらった俺は、この考えを前に進めてみた。
算数的地頭に差があるとしたなら、旧帝一工国公医の実績で後塵を拝すのはわかる。
しかしほぼ同じ偏差値なのだから、逆に市川が浅野に勝っている実績があるはずだ。たとえば英語。(略)
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 第2節 そもそも受験科目は男子に有利


なぜ女子の方が男子よりも読解力に優れるのか。また読解力がいかに就職・年収・生涯学習などと相関するのか。などについて書かれた論文を解説した記事。

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https://grapee.jp/297263/2

読解力が高いと『年収』が上がるという話 OECDの論文

By - grape編集部  公開:2017-02-21  更新:2017-02-21

(略)また、男子より女子の方が熱中度・読解力ともに平均して高く、男子は「情報の読み取り」は出来るが、より多く本を読む女子に比べ、「内容を熟考・評価する力」が特に弱い、という事も分かりました。

— Podoron (@podoron) 2017年2月18日


【まとめ】

・読解力は、就職・年収・生涯学習などと相関する

・1読書頻度+2読書好き度+3読書内容、を合わせた『読書の熱中度』と読解力に、強い相関がある

・『読書の熱中度』は、親のSESより相関が強く(2倍以上)、SESの不利を克服できる

・本を読む子は、特に非常に読解力が高い

— Podoron (@podoron) 2017年2月19日

・より長く、複雑な文章の方がより良いが、漫画なども読解力につながる

・幼児には読み聞かせが重要 就学後の学力等に影響する

・読解力不足が見逃されるのは、日常言語能力(BICS)と学習言語能力(CALP)が別のものだから

などが、ポイントだと思います。

結論: 読書 = 超大事

— Podoron (@podoron) 2017年2月20日(略)

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下の記事は出版後に書かれたものですが、男女の得点差などについてよくまとまっています。

そうそう、お茶の水付属中のように男女で極端に偏差値が違う学校があったりするんですよね。

ほかにも女子の募集人数が少なかったり、たとえ同数でも人気化したりして、上位共学は男子よりも女子が激戦になる傾向があります。

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https://aswg-tutor.hatenablog.com/entry/2021/05/12/145332

ブログ「偏差値60の壁なんてない」より

2021-05-12

中学受験の男女の得点差や入試の傾向について

受験データ 偏差値の考え方

ほぼ同条件の中学受験でも、全体で見ると男女で異なる傾向があります。同じ共学校でも、入試偏差値が女子の方が高いことを受けて、女子の方が入試が厳しいという話を目にすることもありますが、これは正しくもあり、間違っていることもあるので、今日はそのあたりのデータを少し出してみます。受験雑学的な記事ですね。

    男女の学力傾向の違い

        男女の得点分布

        同じ得点での偏差値差

        同じ得点帯の男女の比率

    各入試の男女偏差値の違い

        共学校の男女80偏差値の比較

        偏差値差の大きい学校はカットラインが高め

    募集枠で見る男女の厳しさ

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 第3節 東大合格者の6人に5人は男子


東大入試入門「合格者の女子比率の推移」

https://juken.y-sapix.com/articles/5633.html


 第4節 多様性と機会平等のバランス
 第5節 学力分布は男が広く、女は狭い


男女の知的能力や標準偏差(分散)の違いについて考察したサイトです。
近似式を導き出して「男子の方が分布が広い」ことを示しています。
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男女の知的能力差


     これは 2011年12月15日の『ぷちコラム』に書いたものを再編集したものです。 
     日本では女性政治家や女性管理職が少ないのは、日本が女性差別をしているからだという言説が、まとしやかに語られています。それが本当なのかと気になり、統計学を使って考えてみました。その結果として得られた数表を再編集し、最後に掲載しています。 
     男女参画社会とか、管理職に最低比率を義務づけるとか、気になるニュースが増えてきたので、過去のコラムを掘り返した次第です。 

知的能力の性差について
     男女の知的能力の差については、学校に通っていた頃に多くの人が学力から何かしら体感してきたと思います。 
     私が考察前に感じたものは、以下の通りです。 
 
    小学校、中学校ではクラスメートの女子の方が成績が高い 
     感覚的に、そんな印象がありました。 
     これを「女子の方がマジメに勉強するから」「気が小さいから怒られないように勉強してる」と理由づけされてました。 
     体の成長と同じで「脳も女子の方が早く成長するから」と言われたこともありました。 
     他に「語学と算数は女子の方ができる」と聞いたこともあります。 
 
    中学校の定期試験では、上位は圧倒的に男子が多い 
     男女別の成績は知りません。ただ成績上位者として貼り出される上位1割の顔ぶれは、圧倒的に男子が占めていました。 
     もっとも、中学1〜2年の頃に通った中学では、トップは女子でした。 
     ただ、それでも平均的な学力は、女子の方が高いと感じていました。 
 
    高校では上位の進学校ほど女子の比率が低い 
     私が高校時代を過ごした地方都市には、5つの公立進学校がありました。そこからの実感です。 
     1番の進学校は女子率1割、私の通った2番目は2割、3番目がほぼ男女同数で4番目は7割、そして5番目は女子校でした。 
     また市内の私立校のうち共学は1校のみ。他3校は女子校なので、そちらに流れるから女子が少ないとも言われてましたが……。 
     ちなみに私立の共学校は募集段階から男女同数なので、考察からははずしてます。 
 
    進学率が上がると女子率の方が高くなる 
     私が大学に進んだ頃は、まだ大学進学率は30%ほどでした。この頃はまだ女子の方が少ない状態でした。 
     でも、大学進学率が50%に近づいた時、女子の進学率の方が高くなる逆転現象が起きました。 
     マスコミは「これからの時代は女子も働く時代だから」と説明してましたが、その解釈は本当でしょうか? 
     これは戦前、女子の中学進学率が高くなった現象とも通じると思います。 
     歴史の本には「男子の場合は中学へ進学すると徴兵が免除されるので、政策的に男子の進学率の方が低い」と説明するものがありますが。 
 
    女子は個人差が小さい? 
     これは個性の意味ではなく、あくまで能力の話です。そして上の4つとは違い、多様性について感じたことです。 
     体格では女性の個性は非常に小さく、多くの女性が中央の数少ないサイズにまとめられます。 
     たまたま調べ物をしてて知ったことですが、女性は4つの靴のサイズで8割をカバーできるそうです。 
     でも、男性では中央の4つのサイズだけでは半分以上の顧客を逃してしまいます。 
     女性物の服が多様なのに男性物の服に個性がないのは、女性がファッショナブルなのではなく、経済論理性が最大の理由かもしれません。 
     ここから知的能力の分散についても、女性の方が狭いと考えられます。
 

関係式の算出
     男女の分布に関する近似式を求めるにあたり、センター試験や国立大学の偏差値と男女比などを参考にしました。 
     まずセンター試験では、英語と数学の成績分布に顕著な2つの山が見られます。ここから男女の平均学力差の目安が得られます。 
     そして任意の国立大学の偏差値と男女比から、大ざっぱな近似式として、 
      
        男性の分散σm   女性の分散σf     σf = 1.710σm − 0.428

(略)
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3 件のコメント:

  1. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  2. こんにちは。標準偏差の違いに関する研究ですが、
    知能に関する研究では集団によっては違いが見られない
    研究結果も報告されているようです。
    学力の分散は国によって有無や程度が異なり、
    差が大きい米国でも時代とともに差が縮小しつつあるようです。
    同じく米国の調査では、特定の人種では分布の最上部で女性の比率が高かったという報告もありました。

    こちらいくつかの関連研究へのリンクがあります。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E8%83%BD%E6%8C%87%E6%95%B0#%E5%A4%89%E5%8B%95%E4%BB%AE%E8%AA%AC

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  3. yusukeさん、

    返事が遅くなってすみません。

    なるほど、文化や時代によって変わりうるというのは興味深いですね。最近は数学甲子園などでも女子が良い成績を収めているので、差が埋まりつつあるのかもしれません。もしジェンダーギャップ指数が小さくなれば女子の分布が広くなるのであれば、男子間の広い学力分布は「これまでの競争の結果」によってもたらされたものなのかもしれません。すると文化や時代によって変化するのも当然、ということになりますか。

    一般的には男子の方が消耗品的な意味での競争が厳しいような気がするのですが、それも日本基準で見た「偏見」かもしれませんしね。地域によっては女性がずっと働いて、男は昼間から酒飲んで博打で遊んでたりしますんで。

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