下記の電子書籍を2018年9月13日に発売します。
目次と内容を一部お見せします。
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[電子書籍]
高知能者のコミュニケーショントラブル
- IQが20違うと会話が通じない
IQが20違うと会話が通じない!
みんなうすうす感じていても、口に出すことはタブーだった。高知能者は思考も表現も普通の人とはちがうため、孤立していじめられることがある。しかしそれは技術や社会の発展には大きなマイナスで、我々は自分たちが気付かぬうちに大損しているのだ。
知能が大きく違ってしまうと、高いほうの考えや悩みを低いほうは推測できない。また同じ知能指数40の違いでも、「160と120」「120と80」では受け取り方や関係が変わってくる。知能の相対位置によってそれぞれ異なる「非対称な悩み」が発生してしまうことが、この問題を複雑化させている。
高知能者の会話は主に「真理追究」「問題解決」のため。普通の人々は「共感」や「序列確認」のため。目的も通信方式も全く違うため、話をするだけでトラブルになってしまう。そのままでは理解し合えないことを前提に、コミュニケーショントラブルの軽減に努めるべきであろう。
高知能者の会話は主に「真理追究」「問題解決」のため。普通の人々は「共感」や「序列確認」のため。目的も通信方式も全く違うため、話をするだけでトラブルになってしまう。そのままでは理解し合えないことを前提に、コミュニケーショントラブルの軽減に努めるべきであろう。
「みにくいアヒルの子は白鳥の群れに合流すべし」「周囲にいる人々はそれを助けるべし」「変なやつでも受け入れて仲良くやるべし」など、高知能者たちが楽しく生きることができて周囲も恩恵を受ける関係づくりを提言する。
「なるほど、そういうことだったのか」と過去の自分を振り返りつつ、育てにくい子供や変人たちにも優しくなれる、目から鱗のコミュニケーション論!(約83,000字)
「なるほど、そういうことだったのか」と過去の自分を振り返りつつ、育てにくい子供や変人たちにも優しくなれる、目から鱗のコミュニケーション論!(約83,000字)
[目次]
まえがき:「IQが20違うと会話が通じない」は本当か
第1章 知能が高くなると友達が減る
第1節 本書における「高知能」という表現について
第2節 本書における「高知能」の目安
第3節 世の中に高IQはどれぐらいいるのか
第4節 知能が高くなると友達が減る
第5節 高知能者はストレスが絶えない
第6節 第一種過誤「周囲が気付かず高知能者を馬鹿にする」
第7節 第二種過誤「周囲とうまく行かないのは自分の高IQのせいと思い込む」
第8節 重要な「やや高知能」の人々
第2章 高IQから見た世界(非対称コミュニケーション)
第1節 何でそんなことができないの?
第2節 コミュニケーションの悩みは非対称
第3節 相手がチンパンジーに見えるかも
第4節 下から上は理解できない
第5節 同じ知能指数の違いでも
第6節 チンパンジーとの「会話」は成立するか
第7節 多数派の暴力
第8節 賢すぎて殺されてしまった「楊脩」の話
第9節 民主主義って恐ろしい
第3章 摩擦の原因は「マウンティング目的の会話」
第1節 霊長類としての本能
第2節 序列意識といじめ問題
第3節 現場リーダーの条件
第4節 レッテル貼りと集団攻撃
第5節 高知能同士ならトラブルは生じにくい
第6節 会話中のノイズ処理に差
第7節 そして僕はぼっちに戻る
第8節 会話の形をしたマウンティング
第9節 「意見」「質問」「事実の指摘」を侮辱と感じる人々
第10節 関わるだけでも大損なのに
第4章 みにくいアヒルの子 - 高知能児の苦悩
第1節 子供の頃から、かなり変
第2節 勉強しなくても成績が良い
第3節 学校の授業がつまらない
第4節 簡単な問題が答えられない
第5節 興味のあること以外は「どうでもいい」
第6節 学業で成功しているとは限らない
第7節 学習・集中・工夫する習慣を
第8節 IQ120がリーダーに最適
第9節 子供の高知能に気付かない親
第10節 「親の敷いたレール」はソフトな虐待
第11節 次第に「住み分け」を覚えるが
第5章 高すぎる知能は一種の障害
第1節 馬鹿と天才は同じもの
第2節 発達障害(ADHD・ASD)などとの関連
第3節 2つの例外「2E」
第4節 欧米のギフテッド教育
第5節 「ギフテッド」の誤解とブランド化
第6節 「察して欲しい」が、理解できない
第7節 頭は良いけど、賢くない?
第8節 深い思考に入ると「戻って来られない」
第9節 男児はたいてい多動か自閉
第10節 高知能女子は「普通の女の子」に擬態する
第11節 仕事ができるとは限らない
第6章 序列社会になじめないサル
第1節 見えているものが違うから
第2節 嫉妬が理解できず、悪意に気付かない
第3節 相手の思考が読めない恐怖
第4節 知能が低すぎると能力差に気付かない
第5節 他人の「思考の浅さ」「志の低さ」に失望
第6節 高知能者による支配は安定するか
第7節 魔女狩りに遭わないために
第7章 高IQを扱えなくなった日本社会
第1節 なぜ知能格差は開くばかりなのか
第2節 上位5%の知能がその国の経済に大きく貢献
第3節 高知能者には辛い「今の日本」
第4節 効率の悪い「結果平等原理主義」
第5節 はびこる「奇妙な謎ルール」
第6節 衰退の原因は「コミュニケーション原理主義」
第7節 「誰とでも理解し合わなくてはならない」という呪い
第8節 オタクには親切にしなさい
第9節 日本と米国の差
第10節 偉人たちはほとんど狂人
第11節 繁栄と衰退のサイクル
第8章 高知能者の幸せな生き方
第1節 知能の高い学校、そして知能の高い職場へ
第2節 能力と志(こころざし)が道を拓く
第3節 普通の人とは「和して同ぜず」
第4節 辛いときは逃げるのもアリ
第5節 時には力を示す
第6節 高知能者同士で協力する
第7節 区別か差別か
あとがき:人間社会の生態系 - 健全な多様性とは
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