2016年10月24日にKDP(キンドル・デスクトップ・パブリッシング)にて上梓した
なぜ男は「そんなこと」で怒るのか 解決脳と認知資源――男が怒る理由は2つしかない
が、ゴマブックスさんから電子書籍で出版されました。価格は1080円。POD(プリント・オン・デマンド)版もありますので、少し高価になってしまいますが紙で読むこともできます(1620円)。
https://tinyurl.com/y8ac74qx
…ただしこれを喜ぶ前に、いくつか謝罪しなければならないことがあります。
出版社さんから出すのですから、その廉価版となる私のKDP版(490円)は出版を停止します。しかしそれを事前にお知らせすると、出版社さんの売り上げを潜在的に減らしてしまうかもしれません。なのでひっそりと販売を停止し、ゴマブックスさんの手続きが進むのを待っていました。
ただ私も知らなかったのですが、KDPで販売を停止すると出版前の状態に戻ってしまい、Amazon内部でも検索できないようになるのです。この本を紹介してくれた人のリンクが、いきなり行方不明になってしまうということです。
リンクを無効にしてしまい、申し訳ありませんでした。
厚かましいお願いで申し訳ありませんが、上記サイトにて貼り直していただけるとありがたいです。
さらにショックだったのはKDPによる出版を停止すると、「出版そのものが最初からなかったことにされる」こと。すべての記録が消え去り、また最初から手続きをやりなおしになるということです。復活するのに手間はかからないのですが、取り消した時点の状態ではなく出版前の状態にリセットされてしまうのです。
これは辛いっすよー。私にとって自分が書いた作品は子供のようなものです。発表してからの記録が失われるということは、子供が小学校に上がるまでのアルバムを焼いてしまうようなものです。それを自分の手で執行しなければならないと知って、苦悩しました。
ただそれだけなら、自分の心を鬼にすれば整理がつきます。
折角の電子書籍化を白紙に戻すという選択肢はないので、やるしかありません。
しかし、
読者の方に書いてもらったレビューまで消えてしまうのは本当につらい
特に出版直後のレビューは嬉しいもので、子供が生まれた時に手紙と贈り物をいただくようなものです。おそらくそれは書いてくれた人にとっても同じでしょう。レビューひとつひとつに対し、愛着を持っていることと思います。
それを私がボタンひとつで「最初からなかったことにしてしまう」わけです。これはまるで子供が生まれた時にいただいた手紙と贈り物を、アルバムと一緒に焼いてしまうようなものです。やられて面白いはずがありません。
書いていただいたレビューを台無しにして、申し訳ありませんでした。
私の方は未練がましく、取り消し前の状態をテキスト・PDF・HTMLの形で残しています。もしレビューの文章を「返して」いただきたい方は、このブログに書き込むなどで申し出てください。何らかの方法でお渡しします。
この出版そのものは、大いに喜ぶべきことです。
- KDPで作品をまず発表し、
- フィードバックをもらいながら修正を加え、
- いずれ出版社さんから正式に出してもらう
私にとって新しい分野を開いてくれた、ゴマブックスさんには感謝しています。
しかし他の方が書いてくれたレビューを私の手で消してしまうようなことは、できることならやりたくありません。そのためには最初から商業出版を目指すべきなのかと考えたりもします。
アマゾンに履歴が残り、なおかつ出版社さんの電子書籍を邪魔しないような形にできるとベストなんですけどね。しかし大幅に加筆修正が必要な内容なら、最初からそれで出しているはず。悩ましいところです。
あ、本の内容は変わっていませんから面白いですよ。
私もたびたび読み返しては、笑い転げています。
自分の書いた本で何度も笑うなんて、
完全に頭がおかしい人です。
しかしこの本を読むと自分の怒りの原因がわかるので、客観視できるんですよね。
怒っている自分は確かにいるのですが、どこかでそれを楽しんでいます。
「あ、例のパターンだ。何度やられてもやっぱり腹立つわ」
「しかも三段重ねループときたか。これは新技認定してもいいだろう」
「またネタが増えた。続編もすぐ書けるな」
と他人事のようにとらえているのです。
家庭生活にも会社生活にも余裕が生まれるこの一冊。ダントツおすすめです。
書いた本人が言うのだから間違いない!
まだお試しでない方はぜひ!!!
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