あれだけ平和で豊かだった日本が、すっかり壊されてしまいました。
ほんの20年ほど前までの日本は、殺人事件が起こればその話題で何年も大騒ぎしていました。しかし今では毎日のように悲惨な事件が起こり、それが当たり前のようになっています。加害者の人権だけが過剰に守られ、被害者や遺族が守られることはありません。子供たちは希望をなくし、まじめな子ほど学校でいたぶられています。
大人の世界でもそれは同じです。まじめにやっている人々は過労死したり、精神を病むほど働かされます。しかし給料も上がりませんし出世もしません。それどころか正社員にしてもらえない人々が、重要な仕事や重い責任を背負わされているのです。
一方で、それとは正反対の人々もいます。他人を利用して功績を横取りし、会社を私物化する人々がとても元気です。問題が起こっても責任を誰かに押し付け、自分は甘い汁を吸い続けています。会社を潰しても、国を破綻させても、彼らだけは幸せに生きています。
いまや日本は奴隷制度の国になりつつあります。他人の成果や税金を横取りしながら責任もなく楽をしている「上級国民」と、負担をすべて押し付けられて這い上がることができない「一般国民」に二極化したのです。
利益と功績は上層部に吸い上げられるばかりで、それ以外の人々は必死に働いても報われません。しかし責任ある立場の人々は、問題を解決しようとはしてくれません。むしろ嘘つきばかりが得をして、まっとうに生きる人々から搾取するシステムを強化しています。下から這い上がる道は次々に閉ざされ、上級国民の利権を世襲化しています。
日本は「平和で豊かな先進国」の基盤である中産階級を自ら破壊し、貧しく混乱した社会へと向かっているのです。
しかし実は、この現象は日本だけではないのです。先進国はどこでも中間層や知識層が相対的に貧しくなり、貧困層へと突き落とされています。特に欧州は移民の大量流入もあって社会が大混乱し、ものすごいスピードで没落の坂を転がり落ちています。比較的好調な米国でさえ、クリスマスを祝えなくなるなどおかしな方向に進んでいるのです。
先進国以外では、韓国の迷走が顕著です。この国は冷戦時代に自由主義陣営から支援され、自由と豊かさを享受していました。それが今や全体主義シンパに乗っ取られ、戦乱と貧しさへ逆戻りしているのです。
どの国でも「おかしな政策」を採用してしまうことはあります。しかし欧州や韓国は、それを修正することができません。「常識的な判断力」「失敗したときの修正能力」「普通の国家運営能力」を失っているように見えるのです。それらに比べると日本や米国はまだマシな状態にありますが、それでもやはり「おかしな政策」が増えています。
そこで本書はいま進行している「先進国没落の共通原因」を整理し、そのメカニズムを明らかにします。個々の事件や国ごとに違いはあっても、根底にあるものは同じという考えです。
この現象を読み解くキーワードは
l サイコパスや全体主義者による「乗っ取り」と「私物化」
l 行き過ぎたリベラル・人道主義・ポリティカルコレクトネス
l 間接侵略・移民侵略
l ジャパンヘイターや「リベラルの皮を被った全体主義者」による反米・反自由主義工作
などです。
先進国は長い間、平和と豊かさを享受してきました。そこに乗っ取りのプロであるサイコパスや全体主義シンパが入り込み、先進国を内部から支配するようになったのです。彼らの目的は先進国が蓄積した技術や財産を横取りし、自分を支配者とする奴隷制社会を作ることです。
彼らは日米欧などの「言論の自由」「移動の自由」「人権」「選挙」「福祉」「相互信頼」など先進国の特徴である「オープンなシステム」を悪用して内部に入り込みます。
先進国の人々が平和に暮らしていたのでは、彼らがつけ込む隙が生まれません。だから各国で問題を引き起こし、暴力を振るい、治安を悪化させ、教育を破壊し、警察を麻痺させ、対立を煽り、福祉を食い潰します。それによって引き起こされる不安や不満を利用して、権力を手に入れようとしています。彼らが移民を大量に入れようとするのも、混乱や対立を引き起こすためです。
すでに先進国のマスメディア・教育・宗教・リベラル政党・リベラル団体などは全体主義シンパやスパイに乗っ取られ、反米・反自由主義の工作機関と化しています。
日本だけを執拗に叩き続ける各国の「ジャパンヘイター」も、その反米全体主義シンパの一部です。彼らの狙いは「日本国の乗っ取り支配」と、米国を中心とする「自由主義陣営の弱体化」です。米国の片腕である日本を乗っ取ってその技術や財産を奪い、米国への攻撃に利用したいのです。そのために先進国同士を分断し、争わせるための工作活動を各国で展開しています。
先進国がサイコパスや全体主義者に乗っ取られ支配されることは、世界全体にとって大きな不幸です。というのも彼らは他人と共存したり、持続可能な国を作ることができません。常に他国から奪おうと狙っているため、世界大戦級の国際紛争が引き起こされる可能性が高くなります。また問題解決能力が失われて科学技術が停滞しますから、災害や疫病による被害が甚大になります。
そしてすでに先進国に移民した人々にとっても、喜ばしいことではありません。せっかく苦労して自由と豊かさを手にしたのに、また囚われの身に逆戻りすることになるからです。しかも今度は「逃げ出す先の先進国」がなくなっているので、以前よりもさらに悪い状況に陥っていることになります。
サイコパスが大きな組織で権力を握るようになったのは、時代の流れなのかもしれません。実際のところサイコパス的な性格(サイコパシー)は、局面や職業によってプラスに働くこともあります。しかし破滅型サイコパスに支配された国は悲惨な全体主義国家となり、世界に不幸をまき散らします。しかも現代のテクノロジーでは先進国を内部から乗っ取られると、もとの自由な国に戻ることは困難です。
この状況が続けば、日米欧の先進国民たちは国ごと乗っ取られて全体主義者の奴隷とされてしまうでしょう。いくら働いても幸福になれず、無益な争いを強要され、自分たちが作った技術によって閉じ込められて迫害されることになります。
我々がこれからも先進国の自由と豊かさを享受するためには、まずサイコパスや全体主義者による「乗っ取り支配」の手口を知ることが必要です。そして適切な人物をリーダーとして選び出し、彼らの企みを団結して防がなくてはなりません。先進国民がどこでも同じことを「やられている」と認識し、協力し合うことも重要です。
本書があなたの将来を救う「導きの書」となることを願っています。
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