これまで見てきたように、先進国は全体主義者・サイコパスやその一派によって乗っ取られようとしています。
平和に暮らしていた先進国民は自由と豊かさを奪われ、「治安の悪化」「集団暴力」「教育破壊」に脅えています。メリークリスマスと言っただけで差別だと訴えられ、「信教の自由」さえも奪われようとしています。
それが最もひどいのは欧州です。しかし2016年6月、英国は国民投票でEUからの離脱を決定しました。政治家もマスメディアも「離脱派が勝つ見込みはない」「離脱派が勝てば英国は破滅」「離脱派は低学歴の差別主義者」などと攻撃しました。離脱は否決されなけらばならないと、マスメディアは最初から決めつけていました。しかし治安悪化や教育崩壊に疲れた英国民は、それに耳を貸さずに離脱を選択しました。
意に反して離脱派が勝つと、マスメディアは「低学歴の差別主義者がポピュリストに騙されて愚かな投票をした」「まさか離脱派が勝つと思わなくて、冗談で投票した人も今では後悔している」「国民も企業も英国から脱出したがっている」などと未練がましく責め立てました。
全く同じことが米国でも起きました。2016年11月にドナルド・トランプ氏がヒラリー・クリントン氏を大逆転で破って米国大統領になったのです。このときの展開も全く同じで、上記の「離脱派」を「トランプ派」に入れ替えるとそのまま使えます。
この根底には、マスメディアやリベラル派に対する根強い不信があります。彼らが表向き発する美しい言葉は、「乗っ取り」「私物化」の隠れ蓑であることに気がついたのです。そして本書で言いたいことは、「それは先進国に共通の現象であり」「裏には全体主義者やサイコパスがいる」ということなのです。
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