スポンサードリンク

pt>

2016年10月11日火曜日

コンテンツは末端からマスに



しかしネットの登場で、あらゆる産業に革命が訪れました。

  • コストの安さ
  • 情報伝達の速さ
  • 相手の意見を聞ける双方向性
  • すぐに修正できる柔軟性

どれをとっても、従来メディアをはるかに上回る革命的な武器だったのです。



ネットが登場したときから、あらゆる業界で「中抜き現象」が起こることは予想できていました。

人と人、業者と消費者などが直接繋がり、間に立ってフィルターをかけたり交通整理していた人々が不要になったのです。

今ではメールも、同級会の連絡も、旅行の予約も、銀行振り込みも、プレスリリースも、ニュースも、宣伝でさえすべてネットです。



メディアも例外ではありません。

ネットでは価値のある情報やツールが、ほぼタダで手に入ります。

玉石混交の書き込みの中から真実や法則を推測する作業は、知的興奮にあふれています。

相手の嘘や思考癖を見抜いて評価する技術は、ネットで磨くのが一番です。

人々のメディアリテラシーは飛躍的に向上しました。

これまで受け身でしかなかった「情報の消費者」が自ら情報を発信し始めました。

  • ホームページ
  • ブログ
  • ツイッター
  • 動画

誰もがカメラやマイクを持ち歩き、すぐにそれを世界に発信するプチメディアとなったのです。



かつて、マスメディアは「情報の門番」として権力を振るっていました

ひとつの意見があたかも正しいように取り上げ、世論を誘導することができました。

たとえ「嘘」であっても、彼らが報道すれば「事実」になったのです。

しかし今や、マスメディアの嘘・矛盾・隠蔽はすぐ暴かれるようになりました。



近年では大昔にネットで流行した動画や物語が、テレビなどで取り上げられるようになりました。

ネットという巨大な精錬所で勝ち残ったなら、マスメディアに乗せても間違いありません。

中抜き現象が進み末端が力を持った結果、逆に末端からマスに吸い上げられるコンテンツが増えたのです。



それと同じ流れが、出版業界にも来ているのだと思います。







0 件のコメント:

コメントを投稿